アラフォー仕事を辞めてフィリピン親子留学

10年前に某地方私立大を卒業後、英語からしばらく遠ざかっていたが、仕事でアメリカへ行った際、自分が井の中の蛙であることを知る。仕事のこと、子どものこと、老後のことを考え、再び英語を学ぼうと決意する。当初、独学で英語を勉強していたが、急遽、フィリピンへ親子留学に行くことに...。

クラークについて

私が留学したフィリピンのクラーク地区について説明したいと思います。
 
 場所
マニラから北へ100キロほど行ったところにあり、車で高速を使ってだいたい2時間半くらいです。私が来た時は、週末の交通渋滞にはまってしまい、4時間もかかりました。思っている以上に遠いイメージを持っていた方がいいです。
クラークは、日本の住所で言うところの、パンパンガ県にある、アンヘレス市のクラーク経済特別区といった感じでしょうか。人口は、パンパンガ州が200万人、アンヘレス市は33万人、クラーク地区の人口は不明ですが、学校の先生の話によれば、留学者や他地区から働きに来ている人は多いが、実際にクラークに住んでいる人は少ないようです。

 

 街並み
元々はアメリカ空軍基地があったところですが、火山の噴火によってアメリカ軍が撤退し、その後1993年に経済特別区に指定され、整備されました。フィリピン他地区と比べ、少しアメリカのなごりが残っていたり、日本ほどではないですが道路がきちんと舗装されていたり、また国際空港があったりなど、いわゆるインフラは割と整備されています。思っていたよりエリアも広く、シンガポールや東京都23区くらいの広さがあるそうです。ただ、山や森林も多いため、実際の生活範囲は、直径で車で30分くらいかと思われます。人種はもちろんフィリピン人が多いですが、アメリカ人の他に韓国人も多いです。アンヘレス市内にはコリアンタウンがあり、現地の日本人はだいたい韓国人と間違えられます。

 

気温
他地区と比べ、年間を通して気温はやや低めで比較的涼しいと思われます。1月から4月上旬まで滞在しましたが、エアコンを一日中つけていた日はありません。日中どうしても暑い時くらいですね。ここまでの平均気温は、27〜28℃といったところだと思います。ただ、5月頃から雨季に入るにつれて暑くなるようです。

 

観光・遊び
全てが把握できた訳ではありませんが、クラーク内はゴルフ場が多いです。近くにアジア有数の歓楽街があるため、高級ホテルやレストラン、カジノなど接待ができるような場所もあります。ただ、車で30分の範囲には子どもでも楽しめるところがあり、大きなショッピングモールが2つと、プール、動物園、乗馬クラブ、恐竜博物館などのテーマパークもあります。

 

安全面
クラーク内に入るためにはゲートを通る必要があります。クラーク内の治安はかなりいいと思います。ゲートもあやしい人や車、そしてトライシクルなどの三輪駆動車は通れません。ただ、タクシーや歩行者は問題なく通過できています。私も徒歩で通過しましたが、何も言われませんでした。治安はいいと言っても、財布や携帯電話の盗難の話は聞きます。貴重品はしっかりと身につけ、カバンのチャックは必ず閉め、人混みでは前側に持つなど、最低限の注意は必要です。

 

物価
物価は外国人が多いため、他区より高めです。お店もアメリカ人経営と韓国人経営が多いです。2018年3月末からクラーク空港と関西国際空港間に直行便ができるので、日本人も増えてきそうな予感はあります。できれば成田空港も繋がって欲しいですね。