アラフォー仕事を辞めてフィリピン親子留学

10年前に某地方私立大を卒業後、英語からしばらく遠ざかっていたが、仕事でアメリカへ行った際、自分が井の中の蛙であることを知る。仕事のこと、子どものこと、老後のことを考え、再び英語を学ぼうと決意する。当初、独学で英語を勉強していたが、急遽、フィリピンへ親子留学に行くことに...。

海外でのお金について

海外にどのような形でお金を持っていったらいいか、悩むところではないでしょうか。手数料はなるべく抑えたいですし、海外なのでトラブルも無いようにしたいです。

どのような方法があるか

方法は主に3つあります。【クレジットカードを使用する】【日本円を持っていき両替をする】そして【海外キャッシング(現地のATMからクレジットカードで現金を引き出す方法)】です。悩む部分もありましたが、私が行ったことをここに記します。
 

滞在期間と環境の確認

上記3つの方法を選択する上で、滞在期間と環境の把握が必要です。滞在期間は短期なのか長期なのか、クレジットカードが使える環境か使えない環境か、人によって様々かと思います。
今回、私はフィリピンのクラークという地区に3ヶ月程滞在する予定で、学費や宿泊費等は事前に日本で支払っておりました。ただ、クレジットカードを使える場所が、主に大きなショッピングモールと限られていることと、フィリピンでは大きな金額を現金で持ち歩くことはやはり危ないということから、現金は日本円で数万円程度持って行き、足りなくなった分は海外キャッシングで引き出しました。

海外キャッシング

海外キャッシングとは、馴染みがないかもしれませんが、クレジットカードで現地のATMから現金を引き出せるという方法です。どのようにして引き出されるのかというと、通常のキャッシュカードとは違い、直接口座からお金を引き出すのではなく、一旦クレジットカード会社から借りて引き出し、後で借りた分を返済(払込み)するという流れです。ただ、借りてから返済(払込み)をするまでに、カードによって1日あたり数十円〜数百円の手数料がかかります。なので、引き出してからすぐに払込みができれば、その分手数料が安く済みます。私は、手数料が安く、ネットでの返済(繰り上げ返済)が可能なセディナカードでクレジットカードを作成しました。
 
また、海外キャッシングは、国際ブランドによって利用できるATMが限られます。例えば、VISAですと、ATMに「VISA」や「PLUS」といった表示があれば使用できます。ちなみに下の画像は、実際のフィリピンのATMに表示されていた画像ですが、VISA、Mastercard、JCBなど主要ブランドは全て使用できます。使用する前に確認しましょう。

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実際に海外キャッシングをしてみて戸惑ったことは、ATMの端末は英語表記であるということです。中国語やフィリピン語(タガログ語)の選択ができるATMもありますが、ほぼ全て英語表記です。VISAのホームページに海外ATM使い方ガイドが載っており、とても解りやすいので事前に見ておきましょう。
 
ネットでの情報と違ったことは、現地ATMからキャッシングする際に250ペソ(日本円でおよそ500円強)の手数料かかったことです。おそらく他社のカードでも同額の手数料は引かれると思います。さらに5000ペソでも10000ペソでも同額の手数料が引かれたので、引き出す際は10000ペソずつ引き出した方が得です。この手数料を考慮すると、レートによって海外キャッシングよりも現地で両替した方が得になる場合もあるかと思います。 
あと、この海外キャッシングについては、事前に返済(払込み)方法を入念に確認し、シュミレーションしておくことをオススメします。日本で返済できても、海外にいては返済できない場合もあるようです。実はそんな私ですが、海外での操作方法がわからず、日本へ連絡したことがありました。国際電話の問題も生じるため、予めカード会社や銀行に問い合わせておいた方がいいです。ただ、滞在期間が短期であれば、帰国後に直接銀行に、または、電話で返済(払込み)できるので、そこまで神経質にならなくてもいいかもしれません。

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クレジットカード

実は以前に海外に行った際、クレジットカードで支払いをした後、しばらくして個人情報が盗まれたのか、カード会社からあなたのカードが不正に使われたと連絡がありました。普段、日本ではクレジットカードを使用していなかったため、個人情報が盗まれる覚えがなく、おそらく海外での使用によるものだったと思います。稀なケースかと思いますが、そういったことも頭に入れておく必要があります。
 

両替について

一週間未満の短期滞在で大きな出費の予定がなければ、両替のみで済ますのも一つの方法です。両替の場合はレートが気になるかと思いますが、個人的には多少利率が悪くても空港や大きなショッピングモール等の安心安全な場所で両替する方がいいと思います。ただ、念のためネットやアプリでだいたいのレートと金額は想定しておいた方がいいでしょう。
私は出国前に日本の空港で一万円、現地で二万円の両替をしました。フィリピンの通貨単位は「ペソ」で、紙幣が1000ペソ、500ペソ、200ペソ、100ペソ、50ペソ、20ペソ、硬貨は、10ペソ、5ペソ、1ペソ、さらにその下に「SENTIMO」という、アメリカでいうところの「セント」のようなものがいくつかあります。基本的にフィリピンでの生活で1000ペソや500ペソ、そしてSENTIMOはほとんど使用しないため、それ以外のお金がいいと聞いていましたが、成田空港の両替所では、100ペソ未満の紙幣や硬貨がないことと、こまか過ぎるとその分枚数も増えるため、財布に入らなくなるという現象が生じ、結局、500ペソ、200ペソ、100ペソで両替しました。ここもだいたいの枚数をそれぞれイメージしていくといいでしょう。ちなみに、海外キャッシングでは、ATMから1000ペソ、場合によっては500ペソで出てきます。

まとめ

短期の滞在は、両替とクレジットカード。金額についてはカードを使える環境と予想される出費から考えるといいでしょう。現地に到着してすぐに現金が必要な場合は、予め空港で両替していくことをおすすめします。 
長期の場合は、現金がなくなり、カードが使えないと困るので、海外キャッシングを考慮に入れておくといいでしょう。そのために一連の流れを事前に何度もシュミレーションしておくといいでしょう。